苦手だった注射の腕を上げ看護師としての自信が

病棟勤務や保育園勤務などの経験あり

現在35歳、夫と子ども2人の4人家族です。私は看護師として保育園で正職員としての勤務経験があります。いまは子育ての関係で、病児保育室でパート勤務をしています。主人を早朝に仕事へ、子ども達を9時に保育園へ送りだし、午前中は家事にいそしみ、午後から仕事に出る毎日です。看護師になりたてのときは病院勤務もしていました。脳神経外科を中心として、内科・整形外科・外科を併設している病院でした。主に急性期の病院で、リハビリ期に入ったときは系列の回復期の病院に転院、緊急時はその逆もありました。

注射が苦手で機器の扱いも下手

新人のとき、注射が苦手で患者様の腕を穴だらけにしたことがあります。脳外科特有の機器や検査の手順や使用方法を間違え、患者様に迷惑を掛けてしまったことも。自分なりに学習し、先輩にも確認して取り組んだつもりでしたが、「勉強してきてないのか!練習できでなかったのか!」と先輩や上司に叱られ続け、段々自信がなくなっていきました。そして同期入職の人達がどんどん上達し、仕事の質もランクアップしていく中で、自分はまだ手のかかる新人のままであることを痛感させられたとき、看護師には向いていないのかなと思いました。

先輩から励まされ注射の練習を重ねた

注射に関しては、仲の良かった先輩が「最初から上手い人なんていない」と励ましてくれ、先輩や同期職員で互いに練習台になって練習を繰り返しました。また、日々の点滴や注射を率先して自分でいくようにしました。対患者様なので緊張感を持って行うことができ、練習と本番の繰り返しが成果を上げたと思います。「できるだけ痛くない注射を患者様に、素早く」という自分自身の気構えも持つようにしました。

看護師長からも励ましてもらった

脳外科特有の機器や検査については、検査前や機器使用前に先輩に手順や使用方法を逐一確認することで、ミスを減らそうとしていました。看護師長に、「やめたい。向いてない」と、相談したこともありましたが、「1年目ではまだ何もかもが初めてで、失敗も当たり前。いまの内に失敗でたくさん勉強をして、2年目になったときに新人を励ませる立場になるべく、いまは頑張って。」と背中を押してもらい、そのときはもう少し頑張ってみよう、と思うことができました。

練習の成果で注射が格段に上手くなり自信に

努力したおかげで注射の腕は上達し、患者様へも成功する度に自信がついたので、患者様に対しても余裕ができ、「この看護師さん注射上手!全然痛くない」とまで言ってもらえるようになりました。先輩が難しいとした血管への点滴も1回でできるようになり、ますます自信につながりました。自分に少し誇れるものができたあたりから、周囲の状況も見えるようになったせいか、余り注意・叱責も受けなくなりました。先輩ともプライベートで少し話ができるようになり、「あなたはおびえすぎだよ。もっと自信を持てばいい」と教えてもらいました。どうやら自信が持てなさすぎて、何をするにもずっとびくびくしていたようです。そのせいで、しなくてもいい失敗やミスが続き、かえって周囲に迷惑を掛けていたようでした。

ひとつでも自信が持てれば大丈夫

向いてない、と思うことはたくさんあります。なぜなら、自分は看護師に向いているから選んだのではなくて「看護師になりたいから」この道を選んでいるからです。向いてないと思い込んでしまうと、自信の喪失につながり、周囲の同期や先輩すらも、自分を攻撃しているように感じることがあるかもしれません。そうなると、誰にも相談もできなくなって、やめてしまう方向に進むだけになってしまいます。できないことを嘆いて自分を卑下するのではなく、できることを見つけて、またはできるように練習して、ひとつでいいから自分自身が満足できるような成果を上げてみることです。私の場合は注射でした。結果は患者様の言葉で「痛くない!」と言っていただいたこと、それはいまでも宝物です。