落ち込んだ経験も看護師としての成長につながる

7年間で4つの職場を経験

私は正看護師の資格取得より丸7年ほど経ち、まだ20代ですが4か所の病院・クリニックでの勤務を経験しています。職場を変えた理由は、ドクターストップや転居に伴うものでしたが、ほとんどが生活のためにと選んだ勤務先でした。総合病院の外科病棟や美容外科、クリニックや精神科病棟などを経験しています。その中で、向いていないなと思ったのは、美容外科とクリニックでの勤務のときでした。

美容外科ではクレームが多かった

美容外科では、クレームが絶えませんでした。先輩に技術を見ていただいたのですが問題なく、自分でも気を付けて行っていたのにクレームがしょっちゅうきていて、仕事がゆううつで仕方ありませんでした。看護師はレーザー脱毛のほか、フォトフェイシャルも単独で施行していたため、どれに対しても全く自信がなくなっていき、お客様に接すること自体が怖くなりました。

クリニックでは余裕をなくしていた

クリニックでは、人手不足で午後の看護師が通常二人なのに、私一人しかいなかった時期があって、仕事を回すことで手一杯で患者さんのお話をしっかり聞けなかったなぁと毎日思っていました。仕方ない、の言葉で済ませたくなかったけれど、業務に追われ必要最低限の声かけしか行えず、患者さん全員に、お待たせして申し訳ありません、とばかり言っていた自分に気がつき、自分本位の仕事しかしてないなあと思ったときは、すごく落ち込みました。

状況を改善するために努力して

美容外科ではその後、先輩たちに協力していただき、常連さんや物腰の柔らかい方を中心に対応、施術して自信をつけていくしかありませんでした。結果、クレームは減りましたがほかのスタッフへの負担が増えてしまったと感じました。クリニックでは、人がいないのは仕方ない、業務に追われるのも仕方ない、だから笑顔で対応する、という風に心を切り替えようと努力しました。自分本位だなと感じることは多々ありましたが、笑顔で接するよう心がけてからはほんの少し、余裕が出てきたような気がして仕事を楽しめ、慌てることも減りました。

落ち込んだ経験も後で役に立つから

美容外科でのことは、患者さんへの看護ではなくお客様への仕事ということで、自分に向いていなかったのだろうと思うことにしました。私はやっぱり、患者さんの看護をしたいのだと実感できて、それはそれでよかったと思います。クリニックでの経験は現在にも生きており、職場を変わった後も、患者さんには自然に笑顔で接することができるようになりました。おかげで、明るくて元気な看護師だと先生からもお言葉をいただきました。その結果、その先生とは特に円滑に仕事ができるようになり、仕事自体もスムーズに終えることができるようになりました。どうして看護師を目指したのか、看護学生のつらい実習をどうやって乗り越えてきたか、一度、原点に戻ってみるのも一つの手だと思います。